はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

2008-08-09から1日間の記事一覧

“転”のない生活(近況報告的なもの)

真夏の伸びきった草に覆われた街外れの小さな沼は、ただ夜の沈黙を溶かしたように暗く、その深い緑色を風だけが揺さぶっていた。わずかに露な水面を太陽は静かに浮かび、円く白い写像だけを暗い世界に残していた。水の中は墨汁を流し込んだように黒く、光の…