はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2024年2月14日)

「ようじょのまんこは黒い方がいいって、じっちゃんが言ってた」

「幼女の性器に自らの性器を挿入することを願うのは、ありえないことを望むことだ」

「巨大な隕石が落下して、地球が滅びますように」

「幼女が私から逃げてくれなくて困っている」

「幼女が虚像に過ぎないことは分かっている」

「いってみれば幼女という概念に現実的な内容はない。性的な対象となるはずの年齢ではない女性、のうち、自分に近い年齢の女性を括れば、おのずと幼女が出来上がっていた。それは中年になってよく分かるようになった。一種のその他概念なのである」

「つまり幼女という概念には、女性と対峙している自分という存在が前提となっている」

「作り上げた幼女と性行為をすることは出来ても、実際の幼女とは不可能である。私のような幼女崇拝者にとって、そこに実幼女からの疎外がある」

「そしてこれが、幼女殺しの動機ともなっている。げんに宮崎勤は実幼女からの拒絶に憤って殺した。実幼女と彼にとっての幼女とが違っていたことを怒ったのだ」

「だが、葬るべきは彼にとっての虚像の幼女であった。幼女を殺したいなら、彼が自ら作り上げた虚幼女をこそ殺すべきだった」

「それとも、虚幼女と生きることを選ぶかだ」

「夕方のニュースで、異性との交際経験がない20代の割合が増えたというトピックを特集していた。親と飯を食っている時で、居たたまれなかった。こんなニュースを、よりによってバレンタインデーに流してくるテレビ局の無神経さに腹が立った。親には私の居心地の悪さに気づかれたくなかった。20代どころか、40代になっても異性との交際経験がないのだ。私は無言で飯を食った」

「幼女との交際を異性経験に含めてくれ。相手が虚構の幼女でも」

「わたしは、幼女との性交を夢見る中年です」

「幼女は女性からのシェルターだったのかも知れない。DVに怯える女性がシェルターに駆け込むように、女性の視線に怯える喪男にとってのシェルターが幼女だったのかも知れない。それは喪男の解放区だった」

「そして私に残る幼女は、それが現実と何ら関わりのない対象であったとしても、しかし解放区としては現実に機能したものの記憶である」

「飲食店のオーナーの娘さんが店によく現れては、客の席で遊んでいた。黄色いワンピースのよく似合う、美しい顔立ちの五歳児だった。夏場はパンチラを無防備に披露していた。私は昼食時に彼女の姿を見るのを密かな楽しみとしていた。私が長椅子に座っていると、彼女が私と背もたれの間に潜り込んでスマホのゲームに興じた。彼女の素足が私の背中に密着する。私は興奮を覚えた。しかし同僚と対面にいるため、平静を装っていた」

「少し経って、再び同じ店に行った。私は例の長椅子に座った。しかし彼女には会えなかった。別の日、また同じ店に行った。やはり彼女はおらず、残念な気持ちになった。後日オーナーに聞いたら、保育園に通い出したとのことだった。あの子は店に元気を与えてくれますね、と私は言った。聞いた理由をごまかしたかったのだ。もう彼女に会えないと分かり、私は失恋したような沈んだ気分になっていた」

「しかし同僚には悟られていなかったようだ。あの子少し迷惑だったから、保育園に預けられたのかなと、帰りに彼は言った。彼女は飲食店では考えられないほど、暴れていた。彼のように迷惑に思う客がいても不思議ではない。しかし、そこまで暴れるからこそパンチラが拝めたのだとは、口が裂けても言えないことだった」

「これなんかは、いい思い出ではある。罷り間違って彼女のパンツに指でも入れていたら、彼女に叫ばれて警察の世話になったかも知れない。それこそ実幼女に拒絶されるのだ。そうはならず、いい思い出で終わって良かった」

「厳しいことを言えば、幼女は存在しない。虚幼女と矛盾しない実幼女など存在しないのだ」

「それを受け入れる時期が来ているように私には思える」

「プロレタリア革命がいくら足掻いても起こらなかったのと同じように」

「幼女など、はじめから存在しなかったのだ」

「じつは地味に同人をやっている。取引先の人に昔詩を書いていたと話したら誘われた。断れなかった。書いていたのが、ここの卒塔婆詩なんだが、さすがに言えない」

「現実を見ろ。レーニンがやったのは、詰まるところ、人民の抑圧だった。本人の思想とは異なる結果であったとしてもだ」

レーニンに対する幻想も、幼女に対する幻想も、まとめて総括しなければならない」

「かと言って、資本主義の勝利を賞賛する積もりもないがな」

「敗北者は幻想にすがりながら死ぬことしか許されないのか」

「私の幼女は総括の度に復活を遂げる。異性との交際を経験しないうちは、何度も甦るだろう」