はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとりごとならべ(2012年6月30日)

「34歳の伝言」 「流刑されて十年」 「日付のある舞台」 「小さな人たちが出入りする窓」 「祖国に帰還して十年。ここのどこが楽園だ。」 「体は変えられるけど、馬鹿は直らないぜ。」 「日溜まりが来る」 「蛆の大群は頭のない群集そのものだった。」 「私…

ひとりごとならべ(2012年6月24日)

「先日の台風で農道が冠水した。ここは低地帯だ。」 「昨日、猫の死骸を回収してもらうため市役所に電話した。」 「週明けから道で死んでいた猫だ。」 「誰か気の効いた人が通報してくれるだろうとやり過ごした死骸だ。」 「一昨日同じ道を通ったらあの猫が…

ひとりごとならべ(2012年6月23日)

「やわらかな巣箱」 「指先の氷と戯れる」 「霧にむせんで息がつまる」 「時速40キロの壁掛け時計」 「修飾語を述語に変えても意味が通じるかだ。」 「アスファルトの上では朽ちることも難しい」 「私は疲れたままの手を休めないでおこうと思う」 「ランプに…

ひとりごとならべ(2012年6月17日)

「インポテンツな神々」 「私は弟の妻だった」 「触角を抜いた箱」 「手のひらに私を埋め込む」 「私の言葉に形式さが目立つようになったことは自覚している。卒塔婆詩の頃はたとえ貧弱であれ、言葉にイメージが伴っていた。」 「本来はより深みに入るべきだ…

ひとりごとならべ(2012年6月10日)

「私は英雄になり損ねた下放青年だ。」 「出会い系も馴れ初めのうちだろうが、いい人とはそう簡単に出会えそうにないと思う。」 「生まれを隠すための勉強もある。」 「取り調べを受け血を吐いている。」 「亡骸を集めて笑う幼稚園。」 「フェイスブックやっ…

ひとりごとならべ(2012年6月4日)

「お連れ様は身代金をお持ちになって一階サービスカウンターまでお越しください。」 「正直、うどんにも飽きてきた。」 「『巨大モンスターを倒そう』という文句に寒気がする。」 「なぜイカロスがアポロンの怒りに触れたのか、あの日食を見て少し納得できた…