はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ

「笑えば頭がおかしくなる。泣けば絶望に引きずられる。
だから、何も聞かなかった振りをする。」
「人の真似をして生きていれば、今ごろは幸せになれたのだろうか。」
「『ニートはゆっくりと結果を出す生きもんだ』と、スズキはなぜ言わなかったのだろうか。」
「技術はしょせん人の真似に過ぎないと思っているようだ。技術を持つがゆえに、人に誤解を与えてしまうことを恐れているようだ。」
「もしくは、自分の世界を本当は知られたくないか。」
「そんなことを云々するよりも、そっとしておいたほうがいい時もある。」
「テレパシーでもあれば、コンセプトの斬新さがそのまま評価されるのだろうが。」
「今ごろはカップル板に行って、世界一の幸せ者だと抜かしてんだろうな。」
「私は朝の使い方を知らない。」
「君には俺を救えないだろ。なら文句を言うな。」
「資本主義を維持しながら、個人の人格と尊厳を守るということには矛盾があるのかも知れない。民社党はそれを『全国民の中産階級化』によって克服しようとした訳だが。」
「まずは自分で自分を養わなければならない。」
「真に透明な骨組みは、生きた人間よりも信頼できる。」
「空白に言葉を入れる。だがそこに空白はない。」
「女は興味を持たれた瞬間に私から逃げてゆく。」
「少女の持つやさしさの幻視」
「私は死を含んだ問いを発しながら生きる。絶望を含んだ問いを発することだけが私の希望だ。」
「気をつけろ。カオスと戦うものは、カオスを欲する。」
「いくら戦ったところで、救いがなければ意味はない。」
「自己否定を言い出した時点で、実は体制転換(革命)を放棄していた。それは実質的には資本主義の存続を予定していた。」
「思想を本質としていたはずのセクトが実は大学別に分かれていることに、言いようのない気持ちの悪さを感じていた。」
「皮肉なことだが、ネット右翼は現代の造反なのかも知れない。ただ、いくら共感できる部分があるとはいえ、それによって救いが訪れるものではない。その点で自己否定の裏返しとも言える。」
「ある集団を救う時、その対立者をも救わなければ本当の社会政策とは言えない。しかし、そんな行き届いた人間は居ない。」
「本当はニートスズキ、いや、斎藤智成さん(スズキの中の人)は就職する気があったのなら、風俗に通う時間を会社回りに使うべきだった。だが、その大切な時間を風俗に使った彼の気持ちは分かる。俺もそうだったから。俺はラブひなのグッズあさりに浸っているうちにフリーターになった。」
「あのときは就職したくなかった。自分を“流し込み”たくはなかった。ただ、いざまとまったお金が欲しくなって就職をしようかと思ったとき、新卒主義の壁を知った。学生時代にはこんな大きな壁に阻まれた人間が居ることさえ知らなかった。それこそフリーターを“将来の見通しの甘い奴”と、自分のことを顧ずに思ったりもしていた。それが実は新卒主義に阻まれた姿であったとは、うかつにも知らなかった。」
「死の迷妄を超えて、生の開悟に出ず。」
「右手に日の丸、左手に赤旗を持って。」
「自由なんて名ばかりの行き止まり。」
「結婚を前提にするなら、中学生と付き合いたい。」
「私はドメスティックバイオレンスの広報を見るたびに思うことがある。どうして暴力を振るうような馬鹿から離れて、少なくとも彼よりは性格が増しなはずの私のところには来てくれないのかと。結局、暴力を振るうイケメンのほうが、振るわない喪男よりはずっと価値があるようなのである。」
「うまく行ってる奴は、いつもそう言うんだよ。愛だって。」
「公の場で発言できるような印象を私は持ち合わせておりませんので。」
「要は“キモイ”って言いたいんだろ。遠慮しなくても分かる。」
「生き物たる以上、『好きなときにだけ生きる』という訳には行かない。」
「商品というのは人を評価したからこそできたものだ。それが嫌だと言っても消費しない訳にはいかない。」
「この間から降り続いた雨によって、路地の桜並木の花びらが残らず散り落とされた。普段はリア充たちのデートコースになっているこの花道の濡れ模様の上で、薄灰色に染まった花びらをつま先ですり潰して私は微笑んでいだ。」
「目にしたカップル連れ。歩くたびに募るルサンチマン。」
「一たび打ち壊したにも関わらず、また再び取り繕おうとする。」
「村の青年が運んできた小船一隻が、よだれを垂らしながら私に近づいてきたのです。」
「私に言わせれば、新卒主義も大分の不正採用も同一だ。」
「利己的に生きてようやく人並みになれる。わずかな糧を得るために、絶えず機を探り続けなければならない。」
「童貞歴が長ければ長いほど、処女を求めたくなる。」
「愛が存在するなら、今ごろ私は救われている。結局は金と体だ。」
「愛はべつに欲しくない。存在を疑っている。ただセックスがしたいだけだ。」
「生まれたからには、死ぬわけにはいかない。」
「たとえば、ベルリンに原爆が落とされていたらどうだろうか。ミュンヘンの場合は空爆ユダヤ人の移送が遅れたが、原爆なら死んでいた。」
「同じ爆弾で死んだとしても、死は共有できない。だからミュンヘンユダヤ人は空爆で死に掛けた体験をドイツ人の前で語ろうとはしなかったのだ。」
「歩まなかった道を歴史とは言えない。単なるたらればだ。」
「歴史は自分たちのルーツを語る営みだ。」
「死は怒りを集めるためにある。」
「あの頃は画面から勢いが飛び出していたような感じだった(80年代のテレビ)。」
「政治が好きな奴は、人の不幸に関わろうとする。」
「何も思いつかないのに忙しい振りだけはする。」
「それって、比喩による論理のすりかえですよね。」
「要は俺たちは、犯罪さえ犯さないように、他人の幸せを壊さないようにひっそりと生きることを求められてるんだ。しかし犯罪はやらないにせよ、ひっそりとは生きていけない。救われぬのなら、叫べ。」
「残るものは結局、叫びだけか。救いがない。」
「時おり、動画のニートスズキとブログの斎藤さんとが別人に思えるときがある。」
「価値論を学んでおくべきだった。それにしても会計は価値増殖過程をあるていど適切に表現している。」
「人は三十から急に歳をとるというのは、目標に向かってまっしぐらに突き進まなくなるということなのかも知れない。つまり、生きることが惰性になってしまう。」
「こうなったら、平成生まれを嫁にするつもりでやれ。」
「無駄な時間の消費に鈍感になったとき、歳を取ったと言うのかも知れない。」
「神の敵は全て悪魔にされてしまう。そのことを忘れてはならない。」
「生きるか死ぬか。怠惰な生活を続けるか、やめるか。この二つの迷いが混ざり合って現れ、分けることができなくなったとき、その混合物は『死のうとすることに快感を覚える』という感覚となって現れる。リストカットの心性に近いのかも知れない。」
「何もしないより、負けたほうが幸せなのかも知れない。」
「忙しいと、自分でも面白いと思える空想が生まれる。皮肉だ。」
「じつは俺も三十になって小説を書きたくなる人の気持ちがよく分かる。」
「三十路の穴知らずとは、アタイのことよ!」
「嫉妬が私を遮っていた。」