はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2009年9月 その4)

「不思議なんだが、そのものよりもコピーを見たがる習性がある。実体よりもイデア。デジタルよりもアナログ。そういえばアニメのコピーも、エンコード職人が何人も頑張っているようだけど、あれってじつはアナログ勝負なんだよね。デジタルをどう圧縮したらきれいに見えるかってのを勝負してるような感じがする。それって、もうアナログの世界だよ。」
「変な言い方なんだけど、そのものとは違う具合に手が込んでいていい感じがするんだよ。アナログを圧縮しても悪くなるだけなんだけど、デジタルを圧縮したらちょっとした仕事になる。コンパクト感が生まれる。」
化物語があんだけうpされてても、人気のあるエンコード職人にはちゃんと視聴者が集まっている。軽くて画質のいいエンコードに。ロリコン満足度120パーセントと銘打たれたら、見ないわけにはいかない。いつか見よう。」
(ただし、GAはテレビ画面で見るべきアニメだと思っている。あれだけ色彩が凝っていると、圧縮されたものは見る気がしない。久しぶりに画面に酔えるアニメを見た。)

「小学生オナニーが三日つづいてふと思った。いつまでも縁のないロリで抜くよりも、奇跡さえあれば体に触れられる大人の女性を求めたほうがいいのではないか。」
「ちなみに初日はビニールプールで足のさわりっこ。二日目は森で犯して三日目はホテルで円光。妄想も長くやるといろいろシチュエーションが豊富になる。」

「暗い場所が怖いわけではない。だがここは暗いというよりも、黒い場所。黒の画用紙に閉じこめられたような、色合いのない、光も音もない世界だった。ただ、灰色だけは存在した。」
「窮屈な廊下。それが細長く真っすぐに延びていて、灰色だった。廊下を挟む黒い壁。その片方を反対側から眺めている。ちょうど目の前が戸口だった。それにしても、ここは部屋でいいのだろうか。空間の種別さえあやふやだった。」
「落ち着かない感じがする。視界は真っ暗だが、廊下と壁は識別できる。戸口にもおそらく、開け放しのドアがあるのだろう。どうやら私は部屋にいる。だから納得していいはずだ。しかし引っかかりもあった。」
「廊下の形はさっぱりとした平行線で、どこかで見たことがある。それに、色のない場所にも覚えがあった。私ははたとした。ついさっきまでかぶっていた、箱ののぞき穴と同じ形だった。箱を脱いだあとも、残像として視界が仕切られていたようだ。」

「時計の針が落ちていた。大きな針。長針だろう。ひろい上げるとすこし重みを感じた。どこに落ちていたのか、今さら思い出せない。ただ、私の知らない場所だろう。その証拠に、彼女なる人物が家にいた。」
「長針をわたすと、端の輪をリングのように薬指にはめた。掌から真っ直ぐに伸びた黒い長針。先端は天井を向いていた。」
「彼女は立ち上がると、うれしそうに黒い物体を持ってきた。時計の針だった。それも、私が見つけてきた長針と“偶然”に合う短針だった。それを私の薬指にはめた。そして、自分の指にはめた長針を見つめながら私に笑みを見せるのであった。」