はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2009年9月 その7)

「俺を救えるのはファシズムだけかもしれない。だが、期待しても無駄だろう。ナショナリズムが濃くなってもさすがにキワモノ扱いだ。中庸は俺を救わない。左翼は正社員の味方だ。私を代弁する政治はどこにもない。だから、部分的・個人的な戦いをすすめるしかない。」
「私も社会の疎外者という自覚がありますから、権力を握るとやりたいことが多すぎて困ります。」
「結婚なんてもはや、男にとって不利な制度。家父長制のバックアップがなければ、男はハシゴを外された曲芸師のようにずっとそこで踊りつづけるはめになる。“主人”なんて言葉、もう薄ら寒いだけです。」
写像は、善と悪の二元論だ。疎外された者がみている社会観だ。ただ、無関心や偏見だけで疎外が生まれるかどうかは分からない。基本的にこの社会はパイが少なすぎる。」
「自由をそのままにしておくと必ず淘汰される者が生まれる。この疎外状況を代替行為(の容認・提供)や尊厳の保障によって緩和し、疎外者を救済しなければならない。童貞はセックスから疎外されている。それに、童貞差別はもっと問題にされていい。」
「外見に基づく選別は全て差別と思っていい。ただそれを言うと、疎外者も含めた全ての人間が差別主義者になる。だからこのことは誰も触れない。外見が生まれに基づいた差異であるにも関わらず。」
「疎外者の代替行為を否定したとき、淘汰に基づく重圧が不当に加重される。性風俗児童ポルノへの否定的言説は、疎外者の尊厳を侵す。」
「仕方がないという言葉では、尊厳は回復できない。」
「美人の容姿を内面に転嫁することで、不美人の内面が貶められる。男性の容姿も同じ。」
「生活だけが政治ではないが、政治の必要条件は生活である。」
「政界在庫一掃セール」
「フリーターは年齢のバイアスと戦わなければ、いつまでも就職できそうにない。私が民主党政権で注目しているのはここだ。彼らがエイジズムを放置するかどうか。正社員とフリーターの身分の固定化はそもそも、新卒学生の優先雇用に端を発している。政治がこれをどう是正するかだ。」
「すでにネット上で、鳩山親衛隊が生まれているな。そいつらがネット右翼と言葉のドンパチを始める。直感でヒトラー時代の突撃隊や、毛沢東紅衛兵を思い出した。政治変動期にはよくある光景だ。鳩山さんが年齢差別の禁止を実行してくれたら俺も親衛隊に入ってたかもしれんね。まあ、ネット右翼との戦いをしっかり拝ませてもらいましょう。(民主党は正社員党だからできない相談か。)」
「行動している人を腐すつもりは全くない。ただ、ネットのスローガンをそのままリアルで使うと妙な違和感がある。ネットではなく、リアルで耐えられるスローガンが欲しい。これが難しい。(『宇宙から来ました』感がする。本当に申しわけないが正直そう思う。)」
「自由と平等を同時に求める時、その集団は内なる利害の衝突に気づいていない。」
「まるで童貞が社会の見せしめにされているようだ。だからセックスの代替行為(ポルノ等)がいつも否定的に扱われる。性の営みを奪われて苦しんでいるさまを楽しんで見ている連中がいるのだろう。生まれに基づく差異を否定したがる者に、童貞は格好のエサとなっている。」
「『キモ顔童貞』というのはどう考えても差別用語なんだが、当事者の名乗り上げ自体が、押し殺し続けてきた屈辱を晒すことになるので、抗するにもなかなかうまくいかない。童貞団体も、あるにはあったがネタ扱いで終わってしまった。それに、戦っている時間を童貞から脱することに使ったほうが、個人的な救済が得られる。(もちろん、簡単に抜け出せるようなら童貞はアイデンティティーにはならない。)それもあって力が集まりにくい。かくいう私も、個人的な救いを求めているところだ。かたわらで“童貞”とやゆされていることに苦々しい思いをしながら。」
「美人を見るなという人に聞きたいんだが、あんたはどうやって解脱したのか教えてくれないか。どうもまいんちゃんを応援していると妨害してくる奴がいるんでね。喪男だって美を求めますよ。あんたと同じように。」
「だいたい、自分でもキモイと思ってるのに、人に笑われたら腹立つわけ。俺は女にさんざん外見を笑われてきたからな。フェミニズムなんか俺の敵だ。」
「生まれたことを侘びるな。」
「はっきり言おう。無職の人間にとって政治はどうでもいい。もちろん私も日本人だから、反日的な政策をやられたらアイデンティティーがうずきはする。だが基本的に、無職人は仕事を見つけるのに頭が一杯だ。俺たちの足元を見ないで(雇用の調整弁として扱わずに)ちゃんと仕事をくれさえすれば、どこの政党でも支持する。だから俺はノンセクノンポリだ。政治を語ってる場合じゃない。それでも雇用政策はしっかり見ている。」
「ついでに言うと、ルサンチマンを持っている奴は、アイデンティティーが鋭敏になる。なにせ、魂を浮かしてるんでね。無職人がネット右翼になりやすいのはそのためだ。俺はならなかったが、心は一歩手前だった。だから身分的な親近感がある。ネット右翼は無職の叫びでもあるから。(もちろん真面目に国を思っている人は正当に評価すべきだと思っている。俺みたいなルサンチマン野郎ばかりではないだろうから。)」
「政治的に身動きが取れない者は、個人的な戦い方をするしかない。ささやかな幸福をずっと一人で求め続けろということだ。(それができればルサンチマンはない。)」
「ここで書いていることの矛盾は自分でも分かっているつもりだ。ひとつ言えることは、私は政治的表現を誰にも見出せないでいるということだ。あるはずの旗印がない。生活と民族アイデンティティーとが同時に保障された状態から、スローガンが逆算されていない。自分で生み出せれば越したことはないが、そんなのは一大発明だ。言葉の飢餓感がある。」
「今からリア充になりたいんですけど、できますかね。」