はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

卒塔婆詩(そとばぽえむ) 第14回

のし上がりたければ他人の欲を否定しろ
利己主義と罵られれば
俺の歴史を見せ付けろ
俺に生まれる勇気のある者だけが
俺を責め改心させることができる
他の奴等のそれは勝者の驕りであり
悪意であり 正論の暴力だ

俺の歴史を見せ付けないというルールに
勝者に溢れた街でどこまで我慢できる
街中の素潜りは人の数だけ・・・
もう耐え切れない
せめてネットの世界だけでも
姿を隠さないでいたい

考えてみろ
ネットに溢れた不幸話が
同情を求めて演出がばれている
当たり前だ
不幸を見せ付けて誰かの欲を抑え
その間にのし上がろうとする腹
ああ 虫が鳴いているさ
俺は人喰いサイトだ
恋愛の罪を説く説法者
どうせ人を喰うなら
処女でも喰って捕まったほうが増しだ

誰も読んでいないブログでも
誰かに見られているという緊張感を生み出す
相手は知らない人であればむしろ有難く
私を実際に知っている人に読まれては困る
特に女性には
知られて不味いものもある
私はまだ負け犬の域を出ない男だ
そろそろ男達から脱け出したいが術もない

女を求めているうちは
処女を求めてしまう だが
処女を求めているうちは
処女からも相手にされない


処女の美しさを客観視しうるもの
それが分からないから
処女を求めている
処女の崇高さに取り付かれたまま
毀誉と褒貶を繰り返してきた


いつか女の若さにつけ込まれるだろう
それまでに答えを出したい

入っていると思い込みたいのか
それは高くつくぞ

努力が報われる者を非モテとは言わない
努力では埋めきれない絶望にこそ
非モテの悲しさがある

恋愛できるなんてうらやましい
それだけ 他に何かしろと
何かになった気でいると大間違いだろ
少年がパイロットになるほうが
偉いと言えばずっと偉い

出来る者が出来ない者を手伝うのではなく
ひたすら笑うだけ
笑われた者は笑う者を抑え付けようとするだろう
本当は奴等の思い上がりを許せなかったはずだ

あれは大きな子宮でした

旅先で処女の匂いがしたら
気づかれないよう花園に忍び込みたい
ところで処女の匂いってどんな香り
木苺を鼻に擦り付けたらいいって
本当かしら

後記:

日記代わりの詩形式になった。結果的にそうなっただけだ。
読者が居ないと思うと気が大きくなる。
それが過疎ブログの醍醐味かも知れない。