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薬籠に処女を入れて
時折舐め回す
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落ち葉に埋もれて誓いたい
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戦士に求められるのは銃だけだ
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ここに居れば
死さえ忘れられそうで
そのまま死ねたらいいのに
時折目が覚めて青ざめる
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俺は正しい臆病者
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金だらいが頭を通過した
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セックスまでの距離を尋ねて
コインを弾く
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少女の張った膜で世界の幻想史
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誰かが助けに来てくれると思っている
だから構ってちゃんなんだよ
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元始
太陽だったら
こっちを見てくれ
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自活の方法を忘れさせる
内なる敵(記憶喪失との戦い)
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会員不明の
ショートカット・レストランに
坊主が三人
小犬の丸焼きと
小僧の全裸と
丸太町のヒーローを注文した
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床にこぼした精液を舐める
猫のメス
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獣姦しようと街まで出かけたら
いっぱいの女が溢れていた
街の獣はいつも手際よく片付けられている
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発情期の猫が鳴いていた
獣の穴を目当てに近づいてみる
ありえない設定で慰めても癒されない
まだ三歳児のほうが上手く入る気がする
死ぬまで妄想で過ごす気はないが
小学生が大人びた格好をしているから
今すぐホテルに行きたくなる
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音をなくした貝殻が見つめている
静寂
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額縁に
妹とやりたいと書いた
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腐ったブドウをペンライトで照らす
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地蔵尊を土に埋めて
運を試す
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黄色くなったブドウに
余った土くれを被せる
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殺さなければ何も始まらない
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ここで鬼にならんと
俺たちが晒し者になる
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子供でいたいから
何も知らない振りをして
敢えて知ろうともしなかった
近況:
引越し準備で毎日が忙しい。
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詩のノート 第21回
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100811/1281506372
詩のノート 第19回
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100703/1278175487
“壁”にかこまれて生きているような印象(当時32歳)
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100706/1278403333
(書き留めてきたイメージがつながったように思う。)