はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

卒塔婆詩(そとばぽえむ) 第20回

薬籠に処女を入れて
時折舐め回す

落ち葉に埋もれて誓いたい

戦士に求められるのは銃だけだ

ここに居れば
死さえ忘れられそうで
そのまま死ねたらいいのに
時折目が覚めて青ざめる

俺は正しい臆病者

金だらいが頭を通過した

セックスまでの距離を尋ねて
コインを弾く

少女の張った膜で世界の幻想史

誰かが助けに来てくれると思っている
だから構ってちゃんなんだよ

元始
太陽だったら
こっちを見てくれ

自活の方法を忘れさせる
内なる敵(記憶喪失との戦い)

会員不明の
ショートカット・レストランに
坊主が三人
小犬の丸焼きと
小僧の全裸と
丸太町のヒーローを注文した

床にこぼした精液を舐める
猫のメス

獣姦しようと街まで出かけたら
いっぱいの女が溢れていた
街の獣はいつも手際よく片付けられている

発情期の猫が鳴いていた
獣の穴を目当てに近づいてみる


ありえない設定で慰めても癒されない
まだ三歳児のほうが上手く入る気がする


死ぬまで妄想で過ごす気はないが
小学生が大人びた格好をしているから
今すぐホテルに行きたくなる

音をなくした貝殻が見つめている
静寂

額縁に
妹とやりたいと書いた

腐ったブドウをペンライトで照らす

地蔵尊を土に埋めて
運を試す

黄色くなったブドウに
余った土くれを被せる

殺さなければ何も始まらない

ここで鬼にならんと
俺たちが晒し者になる

子供でいたいから
何も知らない振りをして
敢えて知ろうともしなかった

近況:

引越し準備で毎日が忙しい。

詩のノート 第21回
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100811/1281506372
詩のノート 第19回
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100703/1278175487
“壁”にかこまれて生きているような印象(当時32歳)
http://d.hatena.ne.jp/harunobu77/20100706/1278403333
(書き留めてきたイメージがつながったように思う。)