はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2009年12月 その4)

「ここはひとり派遣村。湯浅氏を村長と仰ぐ。」
「病んだ人間を叩くのは簡単だ。それが卑怯者の手口だ。」
「フリーターの運動が起こることは10年前から予測していた。当時はそれを階級闘争と捉えていたが、実は人民内部の矛盾だった。現実はいっそう難儀だ。」
「生産力と生産関係の衝突を考えてきたが、俺は生産力でさえない。もちろん前衛でもない。だから考察が何にも化けない。俺は無産者ではなく無力者。」
「自由を主張することがいかに愚かか、平等を破壊することがいかに卑劣か、分からせる必要がある。」
「私にとって大学時代の文庫は国民文庫だった。今は新潮と岩波の詩集をあさっている。」
「何かを共有しうる人間はいる。だが彼らは互いに私自身ではない。」
「社会を恨んだところで残された時間は長くならない。」
「現状が逃げ道にリアリティーを持たせる。」
「夢に見捨てられた若者は戦場を求める。」
「タブーとしてのヒロシマ
「平等の敵に自由を許すな。」
「動かなければ平等は擬制される。」
人間性一般に還元することは不当だ。」
「選択の機会を与えることで選択の自由は正当化される。それは大抵、選択の名に値しない踏み絵であり、罪を被せるための巧みな仕掛けである。己の業や欲を自覚させ、屈辱だけを残す。」
「暗室の中で写像をうまく抑えられない。写像の元になった事実は相変わらずだから。これが根本の部分を侵すかぎり写像針小棒大に膨れる。事実だけでなく、それを積極的に肯定する言説も暗室の響きとなる。気づけばそこらじゅうが暗室だらけだ。」
「不平等の再生産を是正すべき社会的手段が存在しない。残念ながら。個人的手段のみが残され、辛うじて下方から抜け出すより不平等の苦痛から逃れる術は無い。」
「人間の恣意に任せてはフリーターは生きていけない。だから透明な骨組みを作る必要がある。」
「大衆から遠ざかることが強さの証明というのはとんだ勘違いではないか。」
「この社会を再生産しないための最善の選択。で結果がこれ。」
「『よちよち歩きもできないのか。』『お前がパソコン使いすぎなだけ。』」
「『俺はお前を許せない。一番困ったときに何もしなかったお前が。』『誰。』『俺のこと。』」
「私のこれまでの人生に意味を与えられただけではない。これからの生涯の指針とさえなっているのだ。」
「代弁者を求めるな。他人から奪えるのは技術だけだ。魂が揺さぶられても、厳密には代弁ではない。むしろ演出の技を盗むべきだ。」
「救いを他者に求めて裏切られる個人史。それ以上に救済者を求めて延々と垂れ流してゆく無為な時間。言葉は自分で発するものだと知った。」
ニートとフリーターは疎外のされ方では死んだも同然だが。社会へのコミットという観点ではむしろ正社員よりも充実している。」
「平等が社会的に保障されていない。だから個人で求めるしかない。苦しみから逃れるために。」
「だから私も自由を行使させてもらう。それだけの話だ。」
「自由は平等を獲得するための手段だ。」
「平等とは人並みのことだ。」
「私が救いを勝ち取るのと、ハレー彗星のどちらが早いか。」
「差しのべられた手を握るにもカネがいる。ハローワーク行くだけで交通費。」
「困っている者が焦るのは当たり前だろう。そんなことも分からないで何年人間やってきたんだ。」
「思い出せ。誰にも感謝されなかったことを。一人ひとりの選択では体制はどうにもならん。だから人はエゴイズムに走る。」
「いいところまで行っといて、あとでダメでしたというおまけ付き。」
「自分の選択で社会が変わるというのは思い上がりかもしれない。」
「就活しなかった自分を絞め殺してやりたい。」
「昨日の自分は近すぎて絞め殺せない。」