はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

卒塔婆詩(そとばぽえむ) 第11回

子供が凍えた目で笑っている
以前の私なら犯してやろうと口走ったろう
人生を全て覆すように
同情と統治の目を向ける者たち
それが子を持つ親の悪意である
同情は時として人を傷つける
社会の最底辺に居ることの証明として
満たされた大人たちが純真な子供に交じって
憐れみの目を向けたがる
彼らの子供たちとの違いは同情を装った悪意
下に据えられた怒りに黙りきれない行動が
人の悪であり復讐である
その供物として幼女を選び
泣き叫び咽び喘ぎ汗を舐め尽し気を失うまで
味わい尽くす
一連の行為は理性ある者の想像の世界で展開される
彼らにはただその気だけを示せばいい
肉体を社会に打ち付けた二者関係は
社会に肉体を打ち返す関係に入り
曲がりなりにも知った異性の肉体から
彼女たちの泣いている姿がいつしか快感になる
社会的害悪としてマーキングされた者に相応しい営みは
単なる連鎖であり
途中過程を切り取ることで無知と悪意を曝け出す
怒りに満ちた者は満たされた者の子供たちを介して
彼らに復讐する
復讐の手段としての子供は
やがて彼ら自身が目的になり
女性嫌悪と身体的性疎外の投射を受ける
それが時として美となる頃
萌えが発見される
造型と模写による純化過程は
彼らと我われの境目を明確に区切ることで
事を平和裏に収め
現実の幼女を脅威から解放した
見えざる住み分けが維持され続ける時
炉利の三次元はこうして切り拓かれ
こうして私は優しさを取り戻したようである

小学生を崇拝している奴らは
所詮変態だ
保護者面して真人間を演じる馬鹿は
俺の垢を舐めろ
変態 結構 もっと言え
俺は変態を隠さない
ここはネットだ
素直になれる場所だ
露骨な演技が不自然な
お前たち
崇拝するときは真面目にやれ
変態はここに居る そう
カミングアウトしろ
ネットでさえ素直になれない
臆病者よ 幼女から去れ

深淵を求めてニーチェを漁る
狂気から取り残される者 狂う力
力を失えばただ廃人になる
意図的に収容しようとする社会的圧力に抗うため
深淵に閉じ籠れ 変態になれ
ここは廃人化を逃れた者達の住処
表には出られない洞窟
出れば意志を失う
また光だ あれは罠だ
笑う者共に気を付けろ
狂わされた奴等
狂気さえ人に操られた断片
廃人共の笑い声がテレビを通じて
明るさを装う
素面の変態には不当だ
逃げ場所は深淵にしかない
一人だけで行き抜ける場所に
偽りの光よりも闇の心地よさを選んだ者の
隠れ家に静かに籠れ

変態は正気の証だ
廃人にならないよう
幼女という衣を被る