「雪は死体を隠すため。」
「風が音を決してゆく。」
「沈黙の雪だ。」
「私は死に場所を探すために生まれた。」
「毎年この季節になると発情する。」
「みすみす処女地を明け渡した。」
「人を恨むな。恨むと運命が逃げ出しそうだ。」
「モテの兵法でも考えたほうが生産的だ。」
「初夏の幼女が無防備過ぎて違う意味でハラハラする。」
「別世界への誘い」
「この子はどういう偶像の壊れ方をするのだろうと思っちゃうから素直にアイドルを応援できないでいる。」
「人は使える者に愛情を注ぐ。」
「美味しいステーキを作りたいから牧場で牛を可愛がる。」
「権力の裏付けのない義務では人は動かない。」
「ゴールデンウィークは簿記の入門書を読み直すことにした。」
「正当な脅しは使えるようにしたほうがいい。」
「間引かれし者の言葉を聞け。」
「否定されし者の言葉を受け止めよ。」
「発情すると非モテとしての怒りが再発する。」
「夏は誰のために見せている肌ですか。」
「処女に拒まれることは生物としての敗北だ。」
「美人に拒まれることは生物としての敗北だ。」
「美少女に拒まれることは生物としての敗北だ。」
「私は用件以外の会話が嫌いだが、女子高生となら歓迎だ。」
「何を話そうか。」
「お手製ですか。」
「休暇は終わりだが、人は四日で変われるものではない。」
「遊んでいてはならない。戦わねばならない。」
「働いたぐらいで誰に勝ったと言うのか。」
「頭の中で雪が降り止まない。」
「パン屋のケーキは店で食うものだ。土産にしたら不味くって。」
「今の会社で信じられる者がどれだけいるだろうか。」
「国語辞典をハナから読むと大抵アーケードかアーチェリーで終わる。」
「あるある話は間の繋ぎになる。」
「韓流ドラマの不自然な日本語とか。」
「資本主義はもうじき滅ぶと思っていた学生時代。」
「寧ろ陰欝な時代の始まりだった。」
「奇異にせよ、母はそのものが処女だ。」
「私には受胎の記憶がない。」
「預言者は処女の子宮に好んで入る。」
「素通りされた怒りは忘れられないだろう。」
「渇望していた救いが得られなかった。」
「地獄から抜け出すには、力を伴う救いが必要なのだろう。処女の美しさは力だ。」
「会社で間が持たないのは辛いものがある。仕方なしに話題を用意する。」
「ところが私の出す話題は一般的すぎてつまらない。ここでやっている話は一切使えないが、これこそ私の言いたいことだ。それを隠してする話は当然面白くないし、自分を偽っている決まりの悪さがある。」
「だから人のいないところを選ぶ。昼飯も帰りの道も。」
「会社で自分のことは言いたくない。だから無口になる。」
「いい歳をして技術を磨かずに何をして来たんだと自責する。」
「雪に死体を埋める。」
「言葉の切り口が見つからない。」
「処女崇拝は広告文化へのアンチテーゼの側面がある。」
「処女崇拝の原型は生き物としての敗北感だ。」
「何者にも与えざるが故に尊い。」
「処女崇拝は時点の違いによる偶然性や恋愛経験による葛藤と成長を説明しえない点で限界があり、深層心理の類型としての単純さを露呈する。」
「人を好きになりそうで怖い日の法隆寺。」
「それを引力というに違いない。」
「深層心理は広告と親和する。」
「挽いた豆は酸化する前に濾して飲むと風味が損なわれないから美味しいと。インスタントも開けたてがいい匂いだな。」
「聖母も子供を産んでいるのだから、濡れた夜があったと考えるのが妥当だ。」
「そのまま密封し続けるか?」
「人が多くなるほど単純で原始的になる。」
「それはナショナリズムにも通じる。狭い世界で形成された記憶を引きずっているのだ。」
「二次元から離れたきっかけは父親の死だった。子供が欲しくなったのだろう。三次元の女性に興味をもつようになった。」
「現実を広告化する際、必然的に編集が加えられる。問題は正面から広告を見たとき、どこが編集されたか分からないことだ。」
「編集を加えられた情報は一面的である。」
「原型は原型だけでは不十分であり、生活環境との止揚がなければならない。」
「用件以外の会話はしたくないけど、すれ違ったり出くわした時のために話題を用意しておかないといけない。嫌だ嫌だ。」
「仕事で一緒になった女の子が可愛くて、仕事なんて放り出したくなった。」
「職場では歳も言っていない。人生終わりじゃんと思われるのが嫌だから。」
「職場では話もしたくない。人生終わりじゃんと思われるのが嫌だから。」
「会計基準も主体的に読めば面白いじゃないか。会社と自分を重ねて読めばいい。」
「雪はもう止みましたか。外はまだ静かです。」