はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2012年6月17日)

「インポテンツな神々」
「私は弟の妻だった」
「触角を抜いた箱」
「手のひらに私を埋め込む」
「私の言葉に形式さが目立つようになったことは自覚している。卒塔婆詩の頃はたとえ貧弱であれ、言葉にイメージが伴っていた。」
「本来はより深みに入るべきだったかもしれないが、既に魂の彷徨いが始まっていたのだ。詩が浮き彫りにした自己像に自身が拒否感をもった。彷徨いはそこから始まった。」
「正確に言えば、元々彷徨いやすい魂だった。それを非モテや幼女好きで無理に繋ぎ止めようとしただけのことだ。」
「確かに非モテ問題は資本主義の残酷な一面であり、拒否を示すべき重要性を持っているが、そのことと自己を問題に埋没させようとすることとは別物である。」
「問題に没頭するほど、私は演技者になってゆく。そして自分とは違うと感じ、それまで没頭した問題から自己像を引きずり出す。」
「丁度マジョリティの中でもマイノリティに近い曖昧なグループがネット右翼になって朝鮮人を叩いているのと同じ構図だ。彷徨いやすい魂は社会的な矛盾に敏感なのだ。」
「私の手のひらの祖国」
「祖国という名の棺桶」
「食べる者が殺すのだ。」
「人を好きになっても傷つくだけじゃないか。」
「正社員がバイトの女の子に気軽に声をかけている。何だろう、このむせび泣きそうな距離感は。」
「詩に手を染めるのは早かったかも知れない。もっと生活に向き合うべきだった。」
「寧ろ三十代になってからオナニーの回数が増えた。オナニーの記録を毎日付け始めたからだろうか。もとはブログに掲載するために書いたものであり、喪男路線に舵を切った区切りでもある。」
「独男路線に戻った現在でも記録自体は続けている。ブログに記録を上げたきっかけはニートスズキのオナニー動画だった。」
「生身の女性に関心を抱く動機として、私の現在の家庭環境は無視できない。叔母の家に居候しているが、私の個人的な部屋はなくオナニーは風呂場でやっている。アダルトビデオや雑誌が一切見られない状況下では生身の女性に興味を抱くのは仕方のないことかも知れない。」
「『君主が軍権を失えば操り人形と化します。』(柳子光『王と妃』より)」
「『私は悪鬼なのです。千年の眠りからよみがえった悪鬼なのです。生まれるべきではなかった。本当はあと千年土の下で眠り、清い魂となって黄泉の国を彷徨ったのち、よみがえるべき悪鬼だったのです。』(世祖『王と妃』より)」
「『どういった用で来たのかね。』『朗報を伝えに来ました。』『この年になると少々のことでは喜ばん。』『韓大監の身の潔白は証明されました。』『ありがたい。』『今までの私の振る舞いがご不快だったのならお許しを。』『よくあることではないか。何も気にしておらぬ。』『度量が大きいですね。』(韓ミョンフェと柳子光『王と妃』より)」
「『韓大監は敬徳宮の宮直から領議政にまでなられました。私が心の中で大監を尊敬してやまぬのはまさにそのためです。私は卑しい身分ですが大監の経歴を考えると、私も機会さえあれば領議政になれるのでは?』『身のほど知らずめ。庶子のくせに領議政だと?殿下は丸め込めたとしても私はだまされんぞ。』『大監。韓大監と私は本質的に同類では?宮直が領議政になれるなら、庶子でもなれるでしょう。』『なんという奴だ。』『下賤な者同士仲良くやりましょう。』(韓ミョンフェと柳子光『王と妃』より)」
「私を捨てたのは祖国ではないか。日本は日本人を捨て続けているのだ。」
「それなのに、捨てられた棄民達が祖国愛を語り拝外主義に走る。何という愚かさだ。」
「大学を出て十年になるのに、しゃべり方は昔のままだ。」
「年増の繰り言に飯が不味くなる。」
「『この世には二種類の秤がございます。一つは是非の秤、一つは利害の秤です。王様の行おうとしている改革は無論正しいことですが、どちらかに偏っては万民を納得させることはできません。皆が受け入れられるよう、徐々に進めてこそ国の混乱を避けられるのです。』(チェ・ソクチュ『イサン』より)」
「今のメガネを買って七年になるが、まだ馴染めない。」
「職場ではメガネをかけない。あんまり好きなメガネじゃないから。」
「流行りのノンフレームじゃなくて、ジョン・レノンと同じ円メガネを選んでおくべきだったと悔いている。」
「忘れてしまうがいい。この3か月はただの夢だ。」
「答えはない。それが答えだ。」
「黙れ。私は何も知らなかったのだ。」
「人を信じることができないから、人に冷たくなってしまう。」
「もっと打ち解けた挨拶をしたい。」
「正社員の立場との埋めがたい距離に泣きたくなる。これが実力によるものなら納得がいくが、制度上のものだから、昔の身分制度と何の違いがあるというのか。」
「何者でもないから彷徨っている。」
「認めざるを得ないのだ。私が恋をしたということを。」