はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2015年5月3日)

「言葉が浮かんでこない。」
「じゃ、お前には何がある?」
「読みたいものは、夢の続き。」
「進化した蝶は、蛹にはなれない。」
「見者になりたかったのではなかったか?」
「自分の言葉なんてまだ早い。私は台本が欲しいのです。」
「あの子か?朝青龍の陰毛を見て興奮した少女ってのは?」
「なぜ前衛を目指したのか?私は本ものが見たかったのだ。」
ポピュリズムの欠陥が対案の無さにあることは言うまでもない。」
「飼いきれなくなったラスカルたちを、教師が生き埋めにしている。」
「頭の悪い奴ほどよく吠える。だからお前は悪くない。よく頑張ったよ。」
「一方で、私は前衛という存在に権力への道程を見たのだ。それが私のルサンチマンの表出だった。」
「仕事なんかに没頭していいのだろうかと思う時がある。そんな時間はないはずだ。私には他にすべきことがあるはずだ。生活のためとはいえ、私はフリーターを卒業した。そして少しずつ、社会人というものに染まりつつある。しかし、何かが違うのだ。心まで仕事に引き渡してはならないのだ。それでは今までの道が無駄になってしまう。私は自分の道を自覚すべきなのだ。」
「幼女いう言葉を口にしなくなっていることに気づいた。その代わりと言えるのだろうか。今は好きな女の名前を呟やいている。性懲りもなく、何度も口ずさんでいる。悲しくなるまでずっと繰り返している。」
ニートスズキのスレで、誰かが『オブローモフ』の紹介をしていた。聞いたことのある作品だが、今まで読んでこなかったものだ。いいきっかけだから、早速目を通している。」
「会社の同僚に子供ができた。女の子。産まれて2か月になる。よくうんこをもらすわとこぼしていたが、子育ては楽しいそうだ。彼はかけがえのない時間を楽しんでいる。仕事がばたばたするので、あんまり早く帰れないのがつらいところだろうが。」
「取引先の方にも、私が堅い人間だと思われているのではないだらうか。本当は、人と話したくはないのだ。言葉数が少ないのに、含蓄もない。早くこの場を離れたいという思いが先に立っている。それは、女性と話す時もそうだ。たとえ可愛くても、早く立ち去りたくなる。そのくせ、その日のうちに彼女をネタに抜いてしまうのだ。わたしは、人を相手にする時の緊張感が苦手なのだ。」
「交渉に長けていれば、こんなことにはならなかったろうに。」
「折角の休日が、エロ動画探しで潰れた。今日は、しっかり簿記の勉強をやって、最後は拓次の詩を読もうと思っていたのにである。いざ意気込むと、急に無気力な感覚に陥るのだ。いつものことだ。」
「私は、何者にもなりたくないのではないかと思う時がある。だから、何者かになるための修練を無意識的に避けているのだ。強いて言えば、ニートスズキに触発され、私はニートであると語っていた時のほうが、よほど自己認識としてスッキリしていた。」
「普通の生活に手が届きそうになっている。それを手に入れることに少しも躊躇いの気持ちがない。それは軽い驚きであった。このブログの読者なら知っているだろうが、私は小ブルジョアジーが嫌いだった。疑問を知らない大衆を毛嫌いしていた。彼らのせいでこの社会は極端に窮屈になっている。そう思っていたからだ。その思い自体は少し残ってはいるようだが、彼らの生活様式に同化することへの抵抗感は失われつつある。」
「学生時代からの私の抵抗は一体何だったのだろうか。私は何かに対して怒っていた。この世界の不自由さに対して。そしてそれに従順な周りの人間の無知に対して。私は憎んでいたのだ。仕事力の良し悪しが人間の値打ちに置き換えられるシステムを。人は他者に無理解になることでかえって評価を上げる。それが理不尽だと思ったのだ。それがどうだ。非正規労働者としての生活に心底疲れたとしか言いようがない。私は普通と言える生活がしたいのだ。」
「それゆえなのだろうか。私の考え方が徐々に藝術至上主義に傾きつつあるのは。」
「方や、どうやったら営業の成績が上がるか、どこをカイゼンしたら効率的になるかを考えているわけだ。休日明けは気持ちの切り替えが上手くいかない時もある。」
「私はフリーター時代の遅れを取り戻さなければならない。それが私の生き残る道だからだ。他の社員に教えを求めている段階ではない。そんなものは入って三か月で過ぎ去った。三十代なんか雇わなければ良かったと思われるのは堪え難い屈辱である。」
「恋人がいることの有り難みが分からないから、恋人を残して自殺出来たのだ。私に言わせれば、ただの贅沢病だ。ケーキが食えないからって死ぬ馬鹿がいたもんだ。はっきり言おう。お前は十分に幸せだった。」
ローマ帝国が滅んだのは、大雑把に言って富が増え過ぎたからだ。もはや大帝国というシステムでは増え過ぎた富を効率的に分配出来なくなった。フランス革命だってそうさ。封建的なシステムでは富を捌けなくなってしまった。富が増えると社会が変わる。だからだろうね。体制にしがみ付いている人たちが新しい技術やものを異様なまでに毛嫌いするのは。」
アベノミクス騒ぎのあとに、本当の時代の変化が始まる。」
「私にとっては、母離れをすることが革命なのだ。社会と私の関係のなかでは、私は革命前夜にさえ立っていない。」