はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

(メモ)韓国ドラマ「王と妃」より(2012年8月4日)

「今回も韓国時代劇『王と妃』からの引用集。毎週土曜に一週間分をまとめて見ている。」
「『殿下、政治とは駆け引きです。殿下のやり方は性急すぎます。受け入れてやると見せて突き放し、突き放すと見せて譲歩するのが政治なのです。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『私は柳子光を救う気はありませんでした。柳子光は野生の動物と同じです。満腹だと狩りをしなくなるのです。突き放してください。柳子光はそうすると忠誠を尽くす男です。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『忘れておらぬだろう。殿下のために死ぬとの約束を必ず守ってくれ。』(ソン・ソッキュ去る。柳子光登場。)『ああいう手合いはいるものだな。偉ぶって高潔の士を気取っている。表では殿下のためなどと言いつつ。殿下に取り入ろうと必死だ。』『よくぞ言ってくださいました。まったく鼻持ちならぬ者です。』(ヒョン・ソッキュとイム・サホン、柳子光『王と妃』より)」
「『譲歩せよと?』『急がば回れと言うではありませんか。』『今、譲歩すれば殿下に見限られたと言われます。』『大王大妃様も私が大司憲になることを憂慮しておられるとか。大王大妃様の親戚を排除するつもりだとの噂まで・・・』(仁粋大妃とハン・チヒョン『王と妃』より)」
「『私の息子がこの国の君主の座に就き、私の願いは叶いました。ですからこの上は、親政への干渉など考えもしません。官僚の勢いが増すと、君主の力が弱まるのです。高麗の王たちも武官たちの剣に斬られ倒れていきました。威厳を失った王など、平凡な民にも劣ります。魯山君が処刑されたのも威厳を失ったためです。ハンを追放するのです。彼がいる限り、私の息子は王としての威厳を示すことができません。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『辞職上書を出し、全ての官職を退くのです。』『随分だな。その次は死んだふりでもしろと?』『できないと言うのですか?命が惜しいなら、死んだふりくらいすべきです。この機会をどうか逃しませんように。』(ハン・チヒョンとハン・ミョンフェ『王と妃』より)」
「『(王妃選びは)誰が選ばれるにせよ大変だろう。母ほど完璧な女性がいるか。いるはずがない。名家の出身で四書三経に通じ、十年先を読む洞察力までお持ちだ。困難に遭う度に豪胆になり、威厳と勇気もおありの方だ。だからこそ世祖も私の母には一目置いておられた。何かあると母と相談なさったと言うではないか。誰が王妃になっても母には物足りぬだろう。』(成宗『王と妃』より)」
「『賢い王妃はいりません。賢かったら義母の上に立とうとするでしょう。徳宗が王になっていたら、私は平凡に生きていました。そんなものです。義母とともに楽に暮らしていたはず。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『世間の人々は私をきつい女だと言うけれど、私も本意ではなかったのよ。若くして夫を亡くしたけれど、泣いている余裕はなかった。心を強く持って生きなければ、二人の幼子を守ることなどできなかったわ。従順さは美徳よ。私が正面から世間と戦ってきたと思う?私は立ち向かわずに世間と運命に従って生きてきた。だから今日の私がある。道端の草を見なさい。人に踏みにじられても、知らぬ間に身を起こし風に揺れている。堂々とした松の木は強風が吹くと倒れるけど、草は強風が過ぎるといつの間にか元の姿に戻るわ。淑儀よ。逆らうのは簡単でも従うのは難しいわ。怒りは外に表すのは簡単でも、心に収めるは難しい。何事にも耐えて慎重に行動しなさい。私は言いたいことを胸に秘めて生きてきた。淑儀よ。妬んではならぬ。王は庶民の夫とは違う。独占欲など持たぬことです。王妃というのは寂しいものよ。何か言いたいの?話があるなら言いなさい。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『従うことはできません。殿下はあなたの息子ではなく私の夫です。私に渡してもらいます。まだ息子の世話を焼くつもりですか。従えません。もちろんですとも。(廃妃ユン氏『王と妃』より)」
「『無実の者まで血を流すのだろうな。』(成宗『王と妃』より)」
「『私は側室の子です。投獄されたところで失うものはありません。』(柳子光『王と妃』より)」

・「王と妃」第134話 柳子光、ハン・ミョンフェ弾劾を成宗王に注進する場面

内官1「殿下がお見えです。」
(成宗登場。柳子光は拝礼せず。)
内官2「立ってお迎えください。」
(柳子光は座ったまま。)
内官1「早くお立ちください。」
成宗「構わぬ。」
(成宗、王座に着席。)
成宗「話を聞いた後、ハン大監を中傷した罪で罰してやる。」
(柳は慇懃と座っている。)
成宗「世祖の代からの忠臣のハン大監を逆臣と言ったな。どのようにハン大監を逆臣に仕立てるのか聞こうではないか。」
柳子光「殿下。私が礼をしないのは、率直に進言して死ぬつもりだからです。」
(成宗は柳の顔を睨んでいる。)
柳子光「殿下をだましたりなどしません。」
成宗「口が達者だな。お前は舌先でナム・イを殺し、亀城君を辺境に追いやった。ハン大監が逆臣ではないと明らかになったら、必ずお前を処罰する。」
柳子光「聞くところでは冗談にも本音が表れるそうです。つまり口にした言葉からその人の心が読めるのです。」
成宗「前置きが長いぞ。さっさと本題に入れ。」
柳子光「ハンは大王大妃様に対し、摂政をやめて殿下に政権を譲ることは民を捨てるも同じだと言いました。そして、魯山君は補佐する者がおらず反乱が起きかけていた。だが幸い世祖が謀反人の首をはねたお陰で国が平和になった。王妃のいない今、殿下に政権を渡すのは実に好ましくないと。ハンは殿下を魯山君になぞらえているのです。私はこの話を聞いて憤りを感じました。」
(成宗は無言のまま聞いている。)
柳子光「殿下。ハンを処罰すべき三つの理由があります。殿下が親政できるほど成長なさったのに殿下を子供に例えました。つまり殿下を侮っているのです。しかも謹慎もせず自分は正しいと言っています。これが処罰するしかない三つの理由です。」
成宗「その程度の失言で元老を罰したら、皆恐れをなして私に建前しか言わぬようになる。それが処罰できぬ理由だ。しかも摂政の継続を望んだ者を罰したら大王大妃に対して無礼だ。それに義父のハン大監が私を侮ったとは信じられぬ。」
柳子光「殿下。」
成宗「お粗末な注進だな。」
柳子光「世祖は失言したという理由で功臣ヤン・ジョンの首をはね、チョン・インジらを流罪に処しました。ハンより罪の軽い彼らが断罪されたのは君臣の別があることをはっきり示し規律を正す必要があったためです。」
成宗「皆お前のことを出自同様言葉も卑しいと言っていたが、誠にその通りだ。ハン大監を陥れようとしたのは許しがたいが、お前の話も一理あるゆえ大目に見てやろう。」
(成宗退場。イム・サホン登場。)
イム「弁が立ちますな。さすがです。はは・・・」
(柳子光は無言のまま立っている。)