はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

(メモ)韓国ドラマ「王と妃」他より(2012年9月8日)

「今回も『王と妃』から。廃妃ユン氏の死は誰が国の実権を握っているかを明らかにした。成人した燕山君は実の母の存在とその無念の死に気づこうとしている。」
「『願ったりです。井の中の蛙が大海に放たれたのですから。ヒョン・ソッキュが殿下から離れたので、網を張って待っていればいいのです。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『一年以上閉じ込められていました。世継ぎの顔すら一度も見られませんでした。それでも帰ってしまうのですか。嬉しさと恨めしさのあまりすねてみせただけなのに、本心も見抜けずお帰りになるなんて。天も無情だわ。いっそ私の頭の上に雷を落とすがいい。そうすればこの苦痛は終わるわ。そうよ、鳴り響け、雷よ。落ちなさい、雷よ。私を燃やし、この宮殿をすべて焼いてしまえ。焼き尽くしてしまうがいい。何もかも灰にしてしまえ。』(廃妃尹氏『王と妃』より)」
「『長生きすると見ずに済むものまで見ることになるな。』(ハン・ミョンフェ『王と妃』より)」
「『今回は味方する名分がないわ。殿下を傷つけるのは死罪に当たります。南無観世音・・・』(大王大妃ユン氏『王と妃』より)」
「『殿下、夫婦は天が決めると「詩経」に記されています。また「礼記」には位牌堂に報告後妻となるとあります。王妃とはご先祖が定め、明の皇帝がお認めになったお方なのです。』『殿下、民は廃位について理解に苦しんでおります。どうして王妃様を廃位なさったのですか。王妃様は妻として立派に世継ぎをお産みになり、民は王妃様を敬ってまいりました。それなのに突然廃位なさるとは果たしてこれが正しいと言えましょうか。』『殿下、王妃様を平民になさるとの王命をお取り下げください。』(成均館の学者たち『王と妃』より)」
「『あのけしからん女め。もう聞く必要ありません。反省するどころか恨みを抱いているなんて。“世継ぎが即位すれば”?殿下が倒れられるのを待っているも同然です。未練をお捨てなさい。殿下が未練がましいから廃妃がつけ上がるのです。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『廃妃の罪は一つや二つではありません。毒薬で側室を殺そうとしたばかりでなく、世継ぎを利用し権力を握ろうとしたのです。廃妃はこう言っています。“長生きできれば必ず復讐を果たす。それが叶わねば自決する。”また殿下のことを遠回しに“その目玉を抜き足を切り落とし腕を折りたい”と言ったそうです。これ以上廃妃を生かしておけません。廃妃を殺すのです。』(仁粋大妃『王と妃』より)」
「『天の思し召しなのか?もしもそうならば、私は妻を殺しても決して後悔の涙は流さぬ。』(成宗『王と妃』より)」
「『お母様、私が死んだら太祖の墓所の近くに埋葬を。殿下が春と秋にお墓参りに行くはずです。だから殿下の輿がよく見える丘の上に私を埋めてください。そうすれば死んでも遠くから殿下の姿が見られます。お母様、泣かないで。私の姿をよく見てください。無念な思いを抱え、毒薬を飲んで私は死にます。最初から最後までよく見ていてください。そして世継ぎが成長し王座に就いたら、どうか伝えてください。母がどのように死んでいったかを。大妃様が私を苦しめたこと、宮殿を追い出され平民になったこと、すべて詳しく話すのです。世継ぎが母の恨みを晴らしてくれるように。私が死んでも泣かないでください。世継ぎが恨みを晴らしてくれると信じて死にます。無念ですが、期待を胸に死にます。だからお母様、泣かないでください。(廃妃、毒薬を口にする。口から血を吐き息絶えようとしている。)お母様・・・ 世継ぎが成長したら、これを渡してください。母の血だと。世継ぎに・・・ 必ず・・・ 渡してください。お母様。無念でなりません。世継ぎよ。』(廃妃ユン氏『王と妃』より)」
「『王妃様、まだぬくもりが残っています。死ぬに死ねぬほど悔しかったことでしょう、王妃様。』(廃妃ユン氏の母『王と妃』より)」
「『(髪飾りを握りしめ、)これも埋めるよう伝えよ。彼女が大切にしていた物だ。一緒に埋めてやれ。世継ぎを守るぞ。何があろうと、私は世継ぎに王位を譲る。約束する。だから安心して逝きなさい。心中に積もった恨みは、すべて・・・ すべて忘れてくれ。』(成宗『王と妃』より)」
「『池に石を投げるとなぜ波紋が?それが世の理だと考えていたところです。寂しくなるとここへ来たものです。石を投げると波紋が起きます。静かな波が輪を作りながら打ち寄せてくるのを見ると心が安らいだのです。』(燕山君『王と妃』より)」
「『母牛の後についていく子牛を見ました。農夫に連れていかれながら母牛が鳴くと、一緒にいた子牛も悲しげに鳴いていました。獣に過ぎませんが、私はその情の深さを見て人情の貴さに気づきました。』(燕山君『王と妃』より)」
「『きっとこの時期に世子の擁立を進言すれば王にどう思われるか、それを気にしているのであろう。(ホン・グギョンは)頭は切れるがその反面、決断力には欠けるらしい。だがすぐに心を決めるであろう。今は己を騙しているが、そのうち激しい野心を抑えられなくなるはずだ。』(貞純大妃『イサン』第63話より)」
「『(ホン・グギョンに)そなたの功績は決して忘れぬ。だがそなたにも、忘れてはならぬことがある。あの時、そなたはこう申した。権力を得るためには手段と方法を選ばぬが、手にした権力は手段と方法を選んで使うべきだと。されど今やそなたはその信念を忘れかけておる。だがそれは、そなただけのせいではない。大事に思う余り全てを大目に見てきた私のせいでもある。』(正祖『イサン』第65話より)」