はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2012年9月14日)

「ここは胎児の街だ。」
「趣味は貝殻集めです。」
「死にゆく者の言葉を集めたい。」
「嘘は嘘だが嘘をついている奴は真実だ。」
「素を見せて叩かれるんならいっそ閉じこもったらどうかと。」
「自由恋愛って、ホント残酷なんだから。」
「欲張ったらせっかくの運気も無くなるような気がする。かけがえのない機会を大切にすること。」
「何を言っても笑ってくれないという不安を抉り出された。」
「そとばぽえむの冒頭に載せていた『書いている人物はド変態です。悪しからず』『作者“はるのぶ”は変態さんです。悪しからず。』という文句を全て削った。詩に弁解は要らない。詩はネタではないからだ。」
「人間は自己であり他者であるという時点で既に矛盾している。絶対矛盾的自己同一の一面だろう。」
「人間存在そのものが止揚されている。」
「矛盾は存在の本質だ。」
「未確認飛行物体がUFOの形をしているとは限らない。」
「受け入れるといっても、殺されることを受け入れることはできない。」
「仕掛けられた死に抗うこと。それが私の哲学だ。」
「サンタクロースからの手紙を読む。『お前に必要なのは、恋と勉強だ。』」
「僕達は方角を知らない子供のようだ。」
「あの頃は弱者の言葉に溺れていた。」
「若夫人のはだけた胸に/痩せたポートレートの顔を/白菊の雄蕊のように深く埋める」
「惑星の方々は無事ですか。」
「彼は最高のニートだった。」
「言葉を渇望する弱者としての自覚。」
「僕達は知らないでいる。胎児も夢を見るということを。」
「言葉にしてもいいのですか。」
「どうしてこうなったか遡って考えないといけない。」
「言葉があるから結び付かなかった関係というものがあるはずだ。」
「言葉があるから固定されてしまった社会的関係というものがあるはずだ。」
「言葉があるために出来事が記録され当事者の憎しみが世代を継いで再生産される。」
「内コミュニケーション(胎児同士のコミュニケーション)こそが真のコミュニケーションだろう。しかし言葉の存在がある。それがかえって壁を作ってしまう。言葉は関係性を表出するからだ。」
「人見知りどうしの人間関係は言葉が入りづらいからギクシャクしやすい。しかし言葉がなければ上手くいっていたかも知れない。」
「未開世界の人間関係に憧れる。言葉以前、文字以前の人間関係、言葉を介さないコミュニケーションに。」
「言葉でできた体系は単純性を暴露された瞬間に崩壊する。逆に単純ゆえに強いのは言葉以前の結びつきだ。」
「内コミュニケーションによって心を見せ合っていれば良かったのだ。それを話題の有無なんて気にするからおかしくなる。」
「言葉は自己表出と指示表出との矛盾ゆえに成り立っている。言わば衝突を含んだ一個の緊張である。」
「内コミュニケーションの継続として言葉を捉えるなら、言葉の選択にとって大切なのは言葉がこの緊張を内包しているかという点である。」
「特に、自己表出性の乏しい言葉を大切な相手に使うべきではない。」
「生唾を飲むタイミングに迷う。」
「この苦しみに自分だけが苛まれているという思いから余計に苦しむ。」
「さっき、ぬいぐるみのアソコに毛が生えているように見えた。気のせいだったが。」
売国奴が平和主義者面すること。」
「象が逃げたので射殺しました。」
「かわいい自分を守ろうとするから突っ切れない。」
「目が笑っていない。目の演技ができていないのだ。」
「すでに孤立は一つのマイノリティに分類されている。」
「日本の胎児百選」
「不謹慎だがすごく本質を突いている。」
「仕事以外で人に何かをやれと言われるのがすごく嫌だ。」
「私はどうやらイカレた女しか好きになれないようだ。」
「同僚の女が胎児の絵を書いていた。偶然とはいえ、“こいつも本当は母親っ子なんだろうな(もしくは甘えん坊)”と思った。かなり癖になる絵だった。」
「胎児はいつ殺されるか分からない恐怖に囚われているから無意識のまま出生を待っている。」
「貝殻は何も言わない。」
「黒人泥棒=奴隷商人」
「共和国に行きたい。共和国は憧れの国だ。」
「テレビで三十年近く前に見たプロパガンダ映像が頭から離れないでいる。あのイメージの中の朝鮮は紛れもなく楽園だった。」
「私が覚えている最も古いニュース映像は四人組裁判のそれだ。」
「旅人が迷い込んでそのまま抜け出せない迷宮。」
「好きな人と喧嘩したときは、彼女のことを思い浮べたくないという心理作用で頭が固くなり、仲直りのチャンスが来てもうまく話せずかえって気まずくなる。」
「告白しなければ何をされるか分からない状態。」
「挨拶のトーンで喧嘩になる状態。」
「片羽根のもげた蝿」
「旅迷宮」