はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2012年8月19日)

「人を殺しても助からないというのはひとつの絶望だ。」
「何ひとつ終わらない。誰ひとり助からない。」
「君は我々が裸で生まれたと本気で信じているのか。」
「だから私は人に名前なんか付けたくなかったんだ。」
「東京の空を数えていた。」
「“せめて詩人でありたい”を、詩人でありたいに生まれ変わらせたい。」
「目の前にいる大きな人間たちに、私は抗う言葉を知らない。」
「夢を捨てきれなかったからこういう結果になったというのは結果論だろうか。」
「アンアンのセックス特集を買ってしまった。何故だ。こじはる目当てではない。本屋で買うのは辛いからAmazonで買った。見つかったらエロ本より気まずいだろう。」
「しかもデートぴあまで買ってしまった。何かを期待しているようだ。」
「彼女ができることを恐れている。私の知り合いは非正規労働者だった。彼女ができたばかりに自殺した。私の身分では恋愛が許されていないと思い知らされた。」
「旅人の足跡を歩いている。私もまた旅人だろうか。」
「私たちはもっと重要な何かを見失いながら歩いている。」
「30代非正規労働者としての原点が私にあり、ここから国家や社会、科学と哲学、技術と倫理、税制や社会保障等を凝視しなければならない。詩は私の心の眼である。」
「約束されていたはずの未来がないのだ。」
「しかも少し若い世代は競争を学んでいる。」
「連帯は同類がいるからこそ成り立つ概念だ。」
「原点から原型を見つめている。」
「何物でもない者として。」
「それは組織に所属していない不安であり、できる仕事をもたないという不安でもある。」
「自由は力をもつ者にのみ許される。」
「自由とはどこでも飯を食っていけるという状態ではないのか。」
「海は何ものによって見つめられているのだ。」
「いっそ飛び込んでしまいたいと思うのは、海は形をもたなくても海であるからだ。」
「感傷は一つの逃げ道であったと悟る。」
「そこに死刑囚の叫び声も聞こえた。」
「加藤はリア充になれる可能性が少しはあったからこそためらいもなく人を殺せたのだと思う。彼は完全には絶望できなかったはずだ。」
「絶望のなかに沈みきった者には他者という無理解者をいま置かれている環境から識別することが難しいうえ、精神的な去勢状態にあるため彼らへの怒りを形にできないからだ。」
「殺しても自分は助からないという絶望とともに。」
「なぜ加藤と似た状況にありながら人を殺さなかったのか。」
「猫は枕に静かに眠る。」
「いつかはできると密かに思っているのだろう。リア充になれると。」
「だから私の立ち位置はぶれているのだ。詩が書けなくなったのもそのためだ。」
「殺しても助からなかったのです。」
「助けを求める人はみな物乞いということになりますわな。あなたの理屈では。」
「貧困への理解のない人間はかように考えが貧しいとはな。」
「枕元に資本論を置いてみろ。よく眠れるから。」
掲示板に依存している時点ですでに破滅してしまっている。」
「私など最近はまともにコメントされなくてもブログを続けているではないか。」
「ひとりごとならべはツイッターに近い。フォローはされないが。」
「すれ違った人一人びとりにありがとうと言いたくなる瞬間。」
「遠すぎる過去を思い出している。」
「今日は逃げないと決めた。」
「幸せをお裾分けしたいというのは余計なお世話だと思う。」
「彼女は笑顔で本心を隠す。」
「ちょいと朦朧しちまってエリマキトカゲウーパールーパーの違いが分からなくなった。最近では病院と湯布院の区別もつかない。」
「わたしをとるかひとりをとるか。」
「私自身が変化を望んでいないのではないか。」
「私は人に心を開いて欲しいと思っている癖に自分の心を閉ざしている勝手な奴だ。だから自分が嫌いになる。」
「好きな人に心を開けないのは何故ですか。」
「下心だらけの政治。」
一杯のかけそばを三人で回し食いするような貧しい家です。」
「目の前のナイフの使い道に迷う少年のように何かを始めたがっている。」
「結局何が言いたいのか。」
「父親が死んでからの私は何もしていない。」
「殺される側に身を置きながらナショナリズムの虜になる。」
「今や大統領が燃料を投下する時代だ。政治家の権威が随分手近になったもんだ。」
「母親が夢で父親に合ったとき、私も夢で好きな人の耳たぶを食んでいた。夢の父は天国に神様はいないと語っていたそうだ。耳たぶは食みたいが、しょせん夢なんて当てになりそうにないと思った。」
「何かが分かったようで、何も分からないようで。」
「加藤という孤独に向き合わないまま、彼の立つ踏み板を外そうとしている。そこにいるのは彼だけではない。殺される側にある無数の人間たちが立っている。」
「どこから逃げようか。それともどこに向かおうか。」