はるのぶのつれづれ

幼女の子宮で泳いでいた頃の記憶

ひとりごとならべ(2009年12月 その6)

「耄碌日記の始まりである。」
「干しレバーをカキフライにして食べた。」
「布団を閉ざしたまま、窓は光っている。」
「飛んでください、夏の虫。」
伝書鳩の声が聞えない。」
「手術ピストン」
「インモラル再生」
「太陽のように空をとびたい。」
「落ち着きたければ姿勢ただせよ。」
「麦茶でも飲んできれいに死のう。」
「小型エントツ夢ジュウタン」
「夏は脳味噌の大掃除」
「天然さなぎ100%」
「印鑑ドレス」
「割れて悲しや卵鳥」
「夏は脳みその大掃除」
「脳みその形をした雲。大脳の神。」
「とび散った脳が藁人形たちの頭に乗っかってる。」
「森に連れ込んだ幼女が化石になって発見された。」
「早くしないとヤギが来る。書いたものぜんぶ食べられる。」
シーモンキーを放し飼いにしたら、水槽が枯れていた。」
「揺りかごをくくりつけられたツバメ」
「脳みそをカラスにつつかれて痛い。」
「働け、働け。鬼が通る。」
「鬼仏壇の聖地」
「冷凍胎児」
「生命陥没装置」
「禁じられたモラル」
カスタネット・オフ」
「太陽と勇敢に戦うニート
「強さ、わるく言えば凶暴さ。」
「公道にはいつくばったネギの値段」
「はじめてのキスで、泣かないように。」
「幻滅を覚悟して幻想するしかない。」
「首のない懐中時計が沈んでゆく。」
「会計は認識の芸術ではないか。」
「電信柱にしがみついたセミ
マグリットの空が・・・」
「藁がないから雛人形
「鮮やかな劇薬」
「ベクトル・ムサシ」
「コンクリート・バルーン」
「銀行にあるという高い脳みそ」
「紐のない絞首台から落ちてゆく。」
「未知との交信が日課になりつつある。」
「営業モードに入りながら、死は再生される。」
「目に見えない微細すぎるところで何かが通じ合っている。」
「二人はまるで、長年連れ添ったパートナーのような失楽園だった。」
「窓からすべり落ちた猿のように、私は何も感じなかった。」
「どこまでも どこまでも つづく朝市に 鐘はなし」
「鹿よりつよい炎となれ、鹿童子。」
「最終的には機械になって万歳。」
「山の一軒家に仕事もせず住む。」
「花びらに埋もれた時計台」
「暗室の中の孤独」
「空白は罪と知れ。」
「虚構によって成り立つ美」
「絵に描いてはじめて本当になる嘘」
「働けば闇 働かざれば さらに闇 飢餓線上の 雪あたたかし」
「街じゅうに散らばった脳みそを集めれば、何か思い出せるかもしれない。」
「落ちる速度は一定で、何も変化なし。」
永久機関から飛び降りた。」
「啄木鳥よ、話しかけるな。」
「○×○彦は腸詰めである。」
アンデルセンの爪あと」
「生きることの渇望だ。」
「俺たちの自殺未遂」
「電気アクション」
「肉体ジュリスト」
マルクス実験室」
「言葉の無菌室」
「逆折伏
「野生のペン」
「逆剥けた小包を開ける。」
「僕は明日の水にもなれない。」
「水たまりにとり残された魚」
「社会を帝王切開する。」
「生まれるために殺す。」
「人間の社会的腐食」
「生まれさせろ。」
「猫は裁けない。」
「紅葉の銀杏狩り」
「寸劇実験室」
「首実検大会」
「電子蝶々」
「猫のような娘」
「片道シンデレラ」
ドラえもんの幼虫」
「傷ついたファインダー」
「憎んでいる間は寂しさが紛れる。」
「指輪の円環。首紐の円環。」
「灰の秩序さようなら。」
「ツメを溶かす。」
「さわやか系ニート
「詩がにじんでいる。」
「目の中の川」
「死が発する。」
「沈澱都市」
「時計台から手術台へと映りこんでゆく優しさ。」
「バラバラの世界が全ての存在を浮遊している。」
「権利により分離」